基本帳票編:顧客別粗利率

本章では、初級コマンドで用いた1996年1月のデータを用いて、下図に示すような「顧客別粗利率」の帳票を作成する。


出力結果

顧客別粗利率

チュートリアル

顧客 粗利率
A00001 24.6
A00002 20.7
A00003 21.1
A00004 21.9
A00005 23.9
A00006 23
A00007 22.5
A00008 19.2
A00009 21.7
A00010 20
A00011 21.8
A00012 22.8
A00014 21.4
A00015 22.2
A00016 25.4
A00017 22.8
A00018 23.6
A00019 24.4
A00020 21.1
       :
       :

処理の流れ

 粗利率とは顧客の全購入金額に占める店にとっての粗利金額の割合のことである。バーゲン対象商品ばかりを買いあさる顧客の粗利率は低くなる(マイナスになる)であろうし、その店に忠誠度の高い顧客の粗利率は逆に高くなるであろう。この粗利率を求めることにより、店にとって良い顧客と悪い顧客を識別することができる。
 上図の帳票の作成においては、これまでに学習したコマンドを組み合わせることによって作成することができる。まずは、次に示す回答見ずに、各自で、入力データから、上図の帳票を作成するために、コマンドをどのように組み合わせて実行すればよいか(処理の流れ)を考えてもらいたい。

回答:処理の流れ

  1. 顧客がNULLである行を削除する
  2. 必要な項目「顧客」「金額」「粗利金額」を選ぶ
  3. 顧客別に「金額」と「粗利金額」の合計を求める
  4. 粗利金額(合計)÷金額(合計)を求め、「粗利率」とする(ついでに小数点第2桁を四捨五入する)
  5. 必要な項目、「顧客」「粗利率」を選択する

スクリプト

上記の処理の流れをスクリプト化したものを以下に示しておくが、回答を見る前に各自でチャレンジしてもらいたい。

#!/bin/bash
xtdelnul -f顧客 -i /mnt/h00/tutorial/dat.xt |
xtcut -f 顧客,金額,粗利金額 |
xtagg -k顧客 -f金額,粗利金額 -c sum |
xtcal -c 'round((($粗利金額/$金額)*100),0.1)' -a粗利率 |
xtcut -f 顧客,粗利率 |
xtheader -l "顧客別粗利率" -c "チュートリアル" -o profit.xt

練習課題

次のようなデータを作成しよう。スクリプト名及び結果ファイル名は表に示されたものを使おう。

帳票名 スクリプト名 結果ファイル(xt) 結果ファイル(html)
顧客の粗利率ワースト20 profit1.sh profit1.xt profit1.html
年月別顧客の粗利率ワースト5 profit2.sh profit2.xt profit2.html