last update: 2005年01月20日
注:以下の文書は、旧バージョン1.0.3時に確認した手順に基づいて作成されています。
よって新バージョンのインストールにおいては、実際のメッセージとは異なっていたり、手順どおりインストールしてもうまく動作しないこともありえます。問題を発見された方は連絡いただければと思います。ただし、できる限りの対応は致しますが、ご希望にそえないこともありますのでご了承願います。
0 | MUSASHI-PACKAGE | 以下のCORE〜CHECKまでを全て含んだRPMパッケージ |
1 | MUSASHI-CORE | コマンド群およびライブラリ |
2 | MUSASHI-MAN | 全コマンドのmanページ |
3 | MUSASHI-MODULE | スクリプトコマンド集(COREが必要) |
4 | MUSASHI-SCENARIO | スクリプトによる分析シナリオ集(COREが必要) |
5 | MUSASHI-CHECK | 動作チェックスクリプト(COREが必要) |
6 | MUSASHI-GUI | JAVAで動くユーザインターフェース |
RedHat系Linux | 0.A もしくは 0.B → 5 |
その他のLinux | 1.A もしくは1.B → 2 → 3 → 5 |
Cygwin | 1.C → 2 → 3 → 5 |
Solaris | 1.D → 2 → 3 → 5 |
FreeBSD | 1.E → 2 → 3 → 5 |
Mac OS X | こちらをご参照ください |
OSやディストリビューション別の、インストールおよび動作確認につきましてはこちらでチェック願います。
MUSASHI-COREの動作に必要なライブラリは以下の3つです。
ここから以下の表を参考にご利用の環境に合ったRPMファイルをダウンロードしてください。この表以外のディストリビューション(バージョン)でインストールされる方で、以下のインストール方法でうまく動作しない場合は、0-Bでのインストール方法を推奨します。
RPMパッケージ名 | ディストリビューション名 |
1.0.4-VL31 | Vine Linux 3.0, 3.1 |
1.0.4-TL10* | Turbo Linux 10 |
1.0.4-Mdk92* | Mandrake Linux 9.2 |
1.0.4-FC2* | Fedora Core2 |
*現時点ではVineLinux3.x用のRPMのみ提供されています。その他のディストリビューション用RPMも随時Uploadする予定です。
次に、以下の手順に従ってインストールします。
新規インストールの場合
% su
# rpm -i musashi-1.0.4-0vl1.i386.rpm
旧バージョンをrpmsで既にインストールしている場合
% su
# rpm -e musashi
# rpm -i musashi-1.0.4-0vl1.i386.rpm
注:VineLinux3.xにおいては、apt-getコマンドでもインストール可能のです。
まずrpmパッケージを扱う作業場所を確保します。
一般ユーザのホームディレクトリ以下にrpmという作業領域を作ります。
ここではホームディレクトリに作りますが、別に他の場所でも構いません。
その場合はpathを適宜読みかえてください。
% cd (自分のホームディレクトリをカレントディレクトリにする)
% mkdir -p ~/rpm/{SPECS,SOURCES,SRPMS,RPMS/i386,RPMS/noarch,BUILD}
% vi .rpmmacros
".rpmmacros"という名称のファイルを作成する。中身は以下の通り。
%_topdir (homeディレクトリのpath)/rpm
注) VineLinuxでは通常にアカウントを作成すると上記作業はdefaultでされています。
% cd rpm/SRPMS (ここにmusashi-1.0.4-0vl1.src.rpmを置きます)
% rpmbuild --rebuild musashi-1.0.3-1.src.rpm
または
% rpm --rebuild musashi-1.0.3-1.src.rpm
これでrpm/RPMS/i386以下にmusashi-1.0.4-0vl1.i386.rpmが生成されます。
パッケージのインストールには管理者権限になり行います。
% su
# rpm -i ~/rpm/RPMS/i386/musashi-1.0.4-0vl1.i386.rpm
# exit
%
おそらくbuildチェックできたRPM系のどのディストリでも同じ方法で
対応可能なはずです。
rpmパッケージの作成に関してはhttp://vinelinux.org/manuals/using_rpm.htmlの3.5章のhttp://vinelinux.org/manuals/using_rpm-3-5.htmlに詳しい情報がありますのでご参照ください。
上記SRPMに関する内容はmusashi-usersメーリングリストにおける まちの氏のメール内容に基づいて作成しています。
musashi-core-1.0.4.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
% tar zxvf musashi-core-1.0.4.tar.gz
% cd musashi-core-1.0.4
% ./configure
% make
% su
# make install
この方法では、全コマンドは/usr/local/binにインストールされます。
注) Linux上でlibiconvがインストールされていると以下のようなメッセージと伴にmakeに失敗することがああります。
"../lib/.libs/libmusashi.so: undefined reference to `libiconv'"
musashi-core-1.0.4.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
ここではFedoraCore1で利用されているUTF-8を前提に話を進めていきます。
% tar zxvf musashi-core-1.0.4.tar.gz
% cd musashi-core-1.0.4
上記の手順が終われば、setdocenc.shファイルを編集する。ファイルのはじめにあるコマンドヘルプ、XML文書のエンコーディングを以下の通りUTF-8に指定する(コメントをはずす)。
:
:
# Encoding for command help message (-h)
#helpEnc=ja-euc
#helpEnc=ja-sjis
helpEnc=ja-utf8
#helpEnc=en
# Default encoding for XML document
#xmlEnc=euc-jp
#xmlEnc=Shift_JIS
xmlEnc=UTF-8
:
:
続いて以下の手順でインストールする。
% ./setdocenc.sh
% ./configure
% make
% su
# make install
MUSASHIをCygwinで快適に利用するためのCygwinのインストール方法についてはここを参照してください。以下のインストール手順は、その方法でインストールされたCygwin上でのみ確認がとれています。
musashi-core-1.0.4.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
% tar zxvf musashi-core-1.0.4.tar.gz
% cd musashi-core-1.0.4
% ./configure
% make
% make install
setdocenc.shファイルを編集する。ファイルのはじめにあるコマンドヘルプ、man文書、XML文書のエンコーディングを指定する(コメントを外す)。以下の通り、man文書はeuc、その他はSJISに設定する(コメントを外す)。
:
:
# Encoding for command help message (-h)
#helpEnc=ja-euc
helpEnc=ja-sjis
#helpEnc=ja-utf8
#helpEnc=en
# Default encoding for XML document
#xmlEnc=euc-jp
xmlEnc=Shift_JIS
#xmlEnc=UTF-8
:
:
続いて以下の手順でインストールする。
% tar zxvf musashi-core-1.0.4.tar.gz
% cd musashi-core-1.0.4
% ./setdocenc.sh
% ./configure
% make
% make install
以下のインストール手順はSolaris9(x86プラットフォーム)で確認した内容です。SPARCプラットフォームや以前のバージョン(Solaris8)については追加作業が必要になるかもしれません。
1) GNUツールのインストール
Solaris9ではGNU関連のツールが標準でインストールされていないので、Sunfreeware.comより以下の必要パッケージをダウンロードし、インストールする必要があります。
注) solaris8ではlibxml2がデフォルトではインストールされていないので、インストールする必要あり(矢田先生からの報告)
全ファイルを保存したディレクトリにて、以下の操作を行います(解凍->ルートユーザへ->パッケージインストール)。
% gunzip *.gz
% su
# pkgadd -d autoconf-2.57-sol9-intel-local
# pkgadd -d automake-1.7.2-sol9-intel-local
# pkgadd -d libtool-1.5-sol9-intel-local
# pkgadd -d make-3.80-sol9-intel-local
# pkgadd -d gcc-3.3.2-sol9-intel-local
# pkgadd -d libiconv-1.8-sol9-intel-local
# pkgadd -d m4-1.4-sol9-intel-local
上記のpkgaddを実行中に、「ディスクスペースが足りない」等のメッセージが出た場合の対処方はこちらに詳しい解説があります(根本的な解決のためには、Solarisのインストール時に/varや/tmp、/は大きめに確保しておくことがコツです)。
これらのツールは全て、/usr/local以下にインストールされますので、PATHなどの環境変数の設定を行います。ホームディレクトリの.profileファイルを編集すればOKです(再ログインの必要あり)。
設定する環境変数は、PATH, MANPATH,LD_LIBRARY_PATHの3つです。
またPATHには、arコマンドのあるパス(/usr/ccs/bin)も追加しておきます。
設定例は以下の通りです。
PAHT=/usr/bin:/usr/local/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb:/etc:.
MANPATH=$MANPATH:/usr/local/man
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
export PATH
export MANPATH
export LD_LIBRARY_PATH
2) MUSASHIのインストール
そして、MUSASHIのコンパイルです。他の環境と同様に、 musashi-core-1.0.3.tar.gzファイルをここからダウンロードし、保存したディレクトリで以下の手順でコンパイル&インストールを行います。途中、makeの中で、ライブラリに関するWarningメッセージがいくつか出てきますが、特に問題はないと思います。
また、Solarisの日本語エンコーディングにUTF-8を選んでいるなら、以下の手順で./configureする前に、"./setdocenc
ja-utf8"を実行してください。
% gunzip musashi-core-1.0.4.tar.gz
% tar xvf musashi-core-1.0.4.tar
% cd musashi-core-1.0.4
% ./configure
% make
% su
# make install
注) ルートユーザで/usr/local/binにパスが通っていなければ"make install"できません。以下の手順でPATH変数の設定を行ったのち、"make install"を実行してください。
% su
# PATH=/usr/bin:/usr/local/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb:/etc:.
# export PATH
# make install
備忘録)
ktermからsshによるアクセスではviが使えない。そこで"export TERM=xterm"としておく。
日本語を編集できるようにするために、"export LANG=ja"としておく。
以下のインストール手順は、FreeBSD4.9-RELEASEにて確認されたものです。
1) ports(or /stand/sysinstall)を使って必要なpackageを入れる
+autoconf
+automake
+libxml
+libiconv
+libtool
+m4
+gmake
+bash
2) bashのシンボリックリンクを作る
cd /bin
ln -s /usr/local/bin/bash bash
3) musashiのインストール
注意:BSDmakeではコンパイルできないのでgmakeを指定する。
tar -zxvf musashi-*.tar.gz
cd musashi-*
./configure
gmake CFLAGS="`xml2-config --cflags` `xml2-config --libs`"
gmake install
以上でインストールは終わりです。
上記FreeBSDに関する内容はmusashi-usersメーリングリストにおける 増田氏のメール内容に基づいて作成しています。
最新のmusashi-man-XXXXXXXX.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
% tar zxvf musashi-man-XXXXXXXX.tar.gz
% cd musashi-man-XXXXXXXX
上記の手順が終われば、Install.shファイルを編集する。ファイルのはじめにある、manEnc変数を利用環境に応じて変更する(コメントを外す)。以下の例ではja-utf8(UTF-8環境)に設定している。
Cygwin : SJIS環境であろうとEUC環境であろうとja-eucを選ぶ。
FedoraCore : ja-utf8を選ぶ。
またmanページがインストールされるディレクトリを変更する必要があれば、manRoot変数の内容を修正する。
:
:
# Choose Japanese encoding you like to install and remove the comment character.
#manEnc=ja-euc
#manEnc=ja-sjis
manEnc=ja-utf8
# Chage path name that man pages will be installed if nesessary.
manRoot=/usr/local/man
:
:
続いて以下の手順でインストールする。
% su
# ./Install.sh
注1)英語のman文書は/usr/local/man/man1に、日本語のman文書は/usr/local/man/ja/man1にインストールされます。
LANG環境変数を変えることによって、日本語と英語のマニュアルも切り替えることができます。詳しくはMUSASHI-CHEKの節参照。
最新のmusashi-module-XXXXXXXX.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
% tar zxvf musashi-module-XXXXXXXX.tar.gz
% cd musashi-module-XXXXXXXX
上記の手順が終われば、Install.shファイルを編集する。ファイルのはじめにある、enc変数を利用環境に応じて変更する(コメントを外す)。以下の例ではja-utf8(UTF-8環境)に設定している。
Cygwin : SJIS環境であればja-sjisを、EUC環境ではja-eucを選ぶ。
FedoraCore : ja-utf8を選ぶ。
またスクリプトコマンドがインストールされるディレクトリを変更する必要があれば、binpath変数の内容を修正する。
:
:
# Choose Japanese encoding you like to install and remove the comment character.
#enc=ja-euc
#enc=ja-sjis
enc=ja-utf8
# Chage path name that MUSASHI modules will be installed if nesessary.
binpath=/usr/local/bin
:
:
続いて以下の手順でインストールする。
% su
# ./Install.sh
サンプルスクリプトの動作確認
インストールが終了すれば、"sample"ディレクトリに各モジュールのサンプルスクリプトがあるので、実行し動作確認をする。結果は"outdat"ディレクトリにできる。
% cd sample
% ./abc.sh
% ./mvavg.sh
% :
最新のmusashi-scenarioe-XXXXXXXX.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従いインストールをおこないます。
% tar zxvf musashi-scenario-XXXXXXXX.tar.gz
% cd musashi-scenario-XXXXXXXX
上記の手順が終われば、Install.shファイルを編集する。ファイルのはじめにある、enc変数を利用環境に応じて変更する(コメントを外す)。以下の例ではja-utf8(UTF-8環境)に設定している。
Cygwin : SJIS環境であればja-sjisを、EUC環境ではja-eucを選ぶ。
FedoraCore : ja-utf8を選ぶ。
またスクリプトコマンドがインストールされるディレクトリを変更する必要があれば、binpath変数の内容を修正する。
:
:
# Choose Japanese encoding you like to install and remove the comment character.
#enc=ja-euc
#enc=ja-sjis
enc=ja-utf8
# Chage path name that MUSASHI modules will be installed if nesessary.
binpath=/usr/local/bin
:
:
続いて以下の手順でインストールする。
% su
# ./Install.sh
サンプルスクリプトの動作確認
インストールが終了すれば、テンプレートスクリプトを"sample"ディレクトリにコピーする(通常ユーザとして)。
% ./InsatllTmp.sh
各シナリオのテンプレートスクリプトがあるので、実行し動作確認をする。
% cd sample
% ./mssRFM_tmp.sh
実際にシナリオを利用する際には、テンプレートをコピー&編集し利用する。
1) コマンド動作確認
以下のようにコマンドヘルプを表示させてください。
% xtcut -h
ヘルプが日本語で表示されていればOKです。
2) man文書の閲覧を確認
以下のようにコマンドヘルプを表示させてください。
% man xtcut
このときman文書が日本語で表示されればOKです。
注)
"export LANG=C"を実行した後でmanを実行すると英語のマニュアルが表示されます。
(LC_ALLが設定されている時は、"export LC_ALL=C"も実行する必要があります。)
"export LANG=ja_JP.eucJP"(UTF-8の場合はja_JP.UTF-8)で日本語表示に戻ります。
3) コマンド動作確認スクリプト
インストールが完了した後に、コマンドが正しく動作しているかどうかを確認するためのスクリプトを用意しています。確認のための手順を以下に解説します。
最新のmusashi-check-XXXXXXXX.tar.gzファイルをここからダウンロードし、以下の手順に従います。
RPMでインストールをおこなったのであれば、このファイルは/usr/share/musashiディレクトリにインストールされていますので、適当なディレクトリにコピーしてください。
% tar zxvf musashi-check-XXXXXXXX.tar.gz
% cd musashi-check-XXXXXXXX
次に内容を確認してください。
% ls
advance/ artdat/ basic/ check.sh cleandat.sh
%
上記のように、3つのディレクトリと2つのスクリプトが含まれているはずです。それぞれの内容は以下に示すとおりです。
check.shを起動することにより、200程のMUSASHIスクリプトの実行を通して、ほとんど全てのMUSASHIコマンドの動作チェックを行います。それではcheck.shを実行しましょう。
% ./check.sh
チェックスクリプトが起動すると、画面上に実行完了メッセージが流れていくはずです。
すべてのチェックが終了すると、以下の二つのファイルが新たに作成されているはずです。
まずlogの内容を確認してください。エディタやlessを利用し、"NG"と"ERR"を検索してください。もしこれらのワードがなければ動作OKです。もしNGやERRのワードがあれば、diffListで出力結果に関するエラー内容を確認することができます。できればご利用の環境を明記の上、musashi-usersメーリングリストに投げていただければ助かります。
MUSASHI-GUIのアップロードは終っているのですが、ファイルボリュームの問題か、Downloadできません。
現在、確認中です。しばらくお待ちください。